イヌワシのつがいは決まった行動圏を持っていて、1年中そこで生活をしています。オスとメスのつながりが強い鳥で、相手が死んでしまうまでつがい関係を続けます。巣造りから子育てまで2羽一緒に協力しあって、次の世代を育てます。若いワシが繁殖できるようになるのは、3〜5歳からといわれています。 |
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●巣の条件 |
営巣地は、上昇気流の発生しやすい断崖が選ばれます。色々な営巣場所とタイプが確認されています。雪がつもらない樹木や岩棚や岩穴を利用して、巣を造ります。 |
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●巣の特徴 |
1つのつがいは、なわばり内にいくつかの巣をもっていますが、何年も同じ巣を使い続けることもあります。したがって巣は年々大きくなり直径2メートル、厚さも1メートル以上にもなります。巣の材料は主に木の枝です。アカマツやコメツガ、スギなどの針葉樹の生きている枝も折って運びます。産座(巣の中心)には、かれ草、木の葉、笹の葉などが敷かれます。 |
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